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目覚めたらベッドで好きな人と全裸ってどういうこと ※

サム様より71111打キリリクの現パロ瑜諸のエロいものです。泥酔状態の都督を、若干理性が残ってる孔明が送り届けて大変なことになってしまいました。




頬に陽光を感じ、目を開ければ見慣れた白い天井が目に入った。
ああ、うちだ…。そう思う頭は割れんばかりに痛い。痛いというか重いというか……考えるのも億劫だ。
ごろり、と周瑜が苦しそうに寝がえりをうつ……と、額がゴツンと思い切り「何か」にぶつかった。
声にもならない痛みに悶えていると、「何か」から、痛い、とか細い声が上がった。聞き覚えのある、耳に心地よい、流れるようなその声。ただ、常よりも少し掠れているような気もするが。


「――――孔明?」


額を擦りながら声のした方を見遣る。隣で眠っていたらしい、孔明もまた自分と同じく痛みを鎮めるよう額を撫でている。一緒に寝ていたのか、と驚きに目が丸くなる。孔明が自分を家まで送り届けることはままあっても、一つのベッドに入り込んでくるとは珍しい。ああ、それにしてもそのしなやかな肢体。肌理細かい白い肌が朝日に眩しく煌めいて…………白い肌?

眠そうな目を擦り擦り、孔明が上体を起こすと、はらり、と肩から掛け布が落ちた。
と、信じられない光景が目に映った。

爽やかな陽光に照らしだされる、淡雪のように白い肌、すらりと伸びた手足、華奢な肩に、きゅっとくびれた腰。眩しい白の上にはところどころにぽつりぽつりと紅い印が……。
「……周瑜殿?」
神々しいまでの暁光に映しだされる一糸纏わぬ、生まれたままの姿の孔明を見て周瑜は、――――思わず拝んでしまった。



《目覚めたらベッドで好きな人と全裸ってどういうこと》



拝んだ次の瞬間、頬にげん骨が飛んできた。何拝んでるんですか、と睨んでくる孔明の顔は苦虫でも噛みつぶしたような不機嫌さを呈している。
あまりの展開になかなか頭の回転がついていかないがしかし――。

一瞬しか見られなかったが、孔明はまさか全裸だったのではないだろうか?
眩しいくらいの白い肌。流石に腕くらいなら見たこともあったが、明らかにこの脳裏には肩や腰や、大事な部分までも見たような記憶が……。
もう一度しっかり確かめようとそちらを見遣るが、残念ながら既に掛け布で全身をしっかり隠してしまっている。
視認は叶わなかったがしかし、その細腕から繰り出されたとは思えないほどの痛みが頬にある。現実に間違いないだろう。いや、だが現実だったとしても、どうして孔明が全裸なのかは全く覚えが無い。

ふと、ここでもう一つ気付いたことがある。どうもスースー涼しいような気はしていたが、自分もまた全裸ではないか!
ど、どういう…いや!この状況はどういうもこういうもないだろう!つまりはそういう、そういうことがあったということなのか!?

「……周瑜殿、昨夜のことですが、」

おもむろに孔明が口を開いて、此方はドキッとしてしまった。
昨夜のことと言われても、何もかも覚えていないぞ…!
と、思っているとそれがはっきりと顔に出てしまっていたのか、「貴方まさか覚えてないとか言いませんよね?」と少し掠れた声が問い詰めてきた。そして、返答に窮する此方の様子から、聡い孔明は完全にその答えに気付いてしまったようだ。

「覚えていないんですか?!」
あれだけあんなことしておいて、何も覚えていないっていうんですか?信じられません…最低ですね!

出づらい声で一気にまくしたてた孔明は、ゼーゼーと肩で息をしている。孔明のこの様子から察するに、昨夜は「よほどの事」があったとしか思えない。何を、いや、「ナニ」をしたということはわかっている。一体その「ナニ」の最中にどんなことをしたというのだ…。
と、ここで言うだけ言った孔明は、やや落ち着きを取り戻したようで。
「……いえ、でも。逆に覚えてなかったという方がかえって良かったかもしれません……。」
何も覚えていないんですよね、周瑜殿?そうなんですよね?それなら私も昨夜のことは忘れることにします。昨夜は何も、何もありませんでした!
と、先ほどまでの怒りは一転、必死に昨夜のことを隠そうとする。そしてさらに孔明は「それでは私はおいとまいたします」とさっさと全力で逃げの体勢に入っている。身体に掛け布は巻いたまま、ベッドの周りに散乱する衣服を大急ぎでかき集めている。

そこまで知られたくない事実とは…、これを闇の中に葬ってはいけない、いや!葬るわけにはいかない!

「孔明!そんな、無かったことにだなんて…」

何としても昨夜の事実を聞きださなくては、と逃げる孔明の肩を掴んだその時。布越しに触れたその薄い肩が。手のひらから伝わる、温かな孔明の温もりが。眉をしかめて振り向くその白い貌が。


「――――あ。」


昨夜も触れたこの温もり。昨夜はこんな布越しではなく、直接肌と肌とが触れ合った。
そんな此方の表情を見てとった孔明からうろたえた声が上がった。

「まさか……」

徐々に徐々に鮮明にフラッシュバックする昨夜の記憶。


「…………思い出した」


そう言うと頭に枕が飛んできた。バフバフと半ば本気の力で枕が頭を襲う。「忘れてください!早くもう一回忘れてください!」と訴えられるが、逆にもう二度と忘れられないほどにしっかりと記憶が戻ってきた。





昨夜のこと。仕事終わりに周瑜は、孔明を誘って二人で飲みに行った。
そしてその記憶もあいまいな帰り道。もう一人では立てないほどに酔いの回っていた周瑜は、孔明によって自宅へと運ばれた。孔明はああ見えて存外酒に強い方らしく、二人で飲んで先に潰れるのはいつも周瑜の方だった。そして千鳥足どころか歩くことも難しくなった周瑜に肩を貸し、自宅まで送り届けるのはいつも孔明。しかし情けない話だが、肩を借りた時、鼻先に孔明の甘い匂いが香るのが堪らなく幸せで。酔っているのをいいことに、首筋に顔を寄せたことも何度あっただろう。



「――――周瑜殿、太ったんじゃないですか?」

そう言いつつ孔明は、投げ捨てるように周瑜をベッドに放りだした。ベッドにうつ伏せになって「そうかなぁ」と呟く周瑜をそのままに、孔明はすっかり慣れてしまった足取りでキッチンまで歩く。冷蔵庫からミネラルウォーターを二本取ると、一本をベッドサイドへ。周瑜の横たわるベッドの端に腰かけると、手にしたままのもう一方に口づけ、ごくりと喉を鳴らして一口。
「……一口ちょうだい」
「貴方の分はベッドサイドに置きましたよ」
「いいじゃないか一口くらい」
もう一度言うと孔明は形のよい眉を寄せ、「嫌です」と、プイッとそっぽを向いてしまった。つい、その可愛らしいその動作にくすっと笑みが漏れてしまう。しかし此方の動きは気にも止めない孔明はそのまま水を飲み続けている。ごくり、と飲み込む度に喉が上下する様を見ると、ますます此方は乾きを覚えた。やっぱり一口ほしい。ベッドサイドは遠すぎるから、孔明のを一口もらおう、と手を伸ばしたが――。
「ちょっと周瑜殿、何…ぅわっ!」
酔いのせいか手を伸ばしただけのつもりが、そのまま孔明に凭れかかってしまった。しかも孔明は此方の重みに耐えきれなかったようで、圧し掛かられるままにベッドに沈み込んでいった。

「何のつもりですか全く……零れてしまったじゃないですか」

ごめんと謝りつつ周瑜はどうにか上体を起こした。「やっぱり貴方、太りましたね」と文句を述べる孔明を笑いながら見下ろすと、そのシャツの胸あたりが濡れてぺったりと素肌に張りついてしまっているのが目に付いた。退いてくださいと孔明は眉を寄せているが、既に周瑜の視線はある一点に釘付けになってしまっていた。
透けた白いシャツ越しに見える、薄い桃色の突起。冷えた水を浴びたせいか、その刺激でツンっと固く尖った様がまた厭らしい。堪らなく、むしゃぶりつきたい衝動に駆られる。


「――――孔明っ!」
「な、何…ひぁあっ?!」


抑えきれない欲望にまかせるまま、周瑜は目の前の突起に舌を這わせた。シャツ越しに、舐めて、吸いついて、転がして。甘い味がするのは気のせいだろうか。それにしても堪らない。
「し、周瑜殿、ンッ、何をするんですか…?は、離してください……!」
恍惚と乳首を舐め回す周瑜とは対照的に、孔明の顔色は恐れから、紙のように白くなっている。周瑜が何をしようとしているか、わからないわけではない。ただ信じられず、抑えきれないくらい肩が震えてしまった。悪い冗談だと思いたい。
「こんなこと、っ止めてください…!」
必死に静止しようとするが、周瑜は聞く耳を持たず無心で胸に吸いついている。酔った頭にちゅっちゅっという濡れた音が響き渡る。卑猥な音と、非現実的な感覚で、知らずおかしな声まで上がってしまう。これ以上されると、もう、もう――――。
嫌。嫌です。と、のろのろと孔明は頭を振った。すると、ようやく周瑜が突起から口を離した。顔を寄せられたことで、むんっとした、むせ返るようなアルコール臭が孔明の鼻腔に届いた。
「孔明、」
「周瑜殿……、」
やっと止めてくれるのかと、孔明がホッと一息ついた。次の瞬間。



ビリーッ!という派手な音とともに、数個のボタンが宙を舞った。


「孔明……、好き!」



そして信じられない周瑜のセリフ。そんな言葉、こんなタイミングで言うことだろうか?!
「な、何言ってるんですか貴方…、馬鹿な事言わないでください!」
「好きなんだ孔明。ずっと、ずっと好きだったんだ」
「そういうこと、今言いますか?!その前に私、男――――っ!!」
圧し掛かかられた孔明は太股に、不穏な固いモノが当たるのを感じた。相手が何を考えてナニを押し当てているのかわかるだけに、ぞわっ、と悪寒が一息に背を走った。
「し、信じられません!こんな、こんな…!あぅ!」
いきなり首筋を舐め上げられ、孔明の喉からあられもない声が漏れた。舌は首から鎖骨を舐めつつ、さわさわと這いまわる手は着実に孔明のズボンと下着をはぎ取っていき、すっかり孔明は、引きちぎられてボロボロになったシャツと靴下だけの姿にされてしまった。その様子を満足そうに見下ろしながら、うっとりと周瑜は「可愛い」と呟いた。
「男を裸にして、睨みつけられているのに、可愛いとは何事ですか」
早々にほとんど脱がされてしまった孔明とは対照的に、一方の周瑜はまだシャツも前を少しはだけただけで。手首を抑えつけられた中での孔明の必死の抵抗だったが、それも「そんな目もそそるよ」と、周瑜は楽しそうに笑んで受け流してしまった。
「――アァッ!んっ、いやっ、ダメ…ッ!」
キュッと両の胸の飾りを摘まみあげられ、耐えきれず孔明から鼻に抜けるような声が零れた。そのまま捏ねられたり摘ままれたりを繰り返されると、次第に嫌嫌と言っていた口が甘い喘ぎばかり漏らすようになった。「乳首気持ちいいんだ」と興奮した周瑜の息が耳に吹きかけられて、ぞわりと孔明の白珠の肌が粟立つ。
「ほら、ここもこんなにして」
「ひゃんっ!ちが、ま…あんっ」
やんわりと反応していた、敏感な前を握り込まれる。信じられないことにそこは、胸への刺激だけで透明な汁を滲ませていた。くぐもった熱い息が口をつく。止めようとしても止められない喘ぎ。
「はぁ、あ…っ、ん、あぁ…」
こんな声が出るなんて。
熱を持った手が身体中を暴いていく感覚に身悶える。溶けるような感覚が心地いいと感じてしまう。男に、周瑜にこんなことをされて心地いいと感じてしまうなんて。きっと酔いのせいだ、そう、そうとしか思えない。
「孔明、ちょっとだけ我慢してくれよ」
そう囁くと周瑜は、「え?」と戸惑う孔明の脚を一息に持ちあげた。脚の間の秘めた箇所が、ベッドサイドの明りに、周瑜の目に晒される。
「ぃや…っ!やだ、…!なに…っ?」
すかさず、孔明の後孔にねっとりと何か温かいものが這う感覚が走った。触れているものが何なのかは、すぐにわかった。
「ヒっ…!いやっ、いや!周瑜殿…やめて…!」
涙ながらにやめてと懇願しても、ぴちゃぴちゃという水音は止まず。
「ちゃんと濡らしておかないと、後で痛い思いをするのは君だよ?」
「貴方が、ここでやめれば済むだけの話で、す…ひぅ、う…!」
ねじ込むような動きでそこに舌が差し込まれる。ぞくぞくと、嫌な感覚が背筋を駆け抜け、瞳からはほろりと一筋の雫がこぼれた。
「いや…っ、も、もう…ぁっ」
ちゅっという水音と共に「そこ」へ触れていたものが離れていった。やっと止めてくれるのかと孔明がホッと息をついた時、改めて周瑜が圧し掛かってきた。ぷん、とした酒の臭いに眉をしかめていると、改めて脚が抱え上げられ、先ほどの箇所に再び何かが押しあてられた。先ほど押し当てられていたものよりも、明らかに固く、太そうなその感触。
首筋に当たる熱い息とは裏腹に、孔明の背は冷たく戦慄した。
「し、周瑜殿…!」
「力抜いて」
「や、やだ!いやっ…――――っ!?」
信じられない痛みが信じられない部位に走った。あまりのことに声も出ない。喉はひくひくと変に震えるばかりで、自分の身体だというのに自由がきかない。投げ出されていた手で、その場にあったシーツを力いっぱい握りしめるのが精一杯だった。
「はぁ、はぁっ、はぁ…」
「…可愛い」
ふざけたことをほざいている。知らずほろりと零れていた涙を周瑜が舌で掬い取ってくるのがうっとうしい。
「…………信じられません」
「私も信じられないよ。君と、こうして一つになれるなんて…」
「私は、嫌がる相手を無理やり組み敷く貴方という人が信じられません。」
最低、ひとでなし、痛いから早く抜いてくださいと孔明は訴えたが、睨む姿も可愛いよ、と周瑜は余裕綽々で微笑む。シーツを握りしめる白い手を、優しく自らの肩に回すように縋りつかせて、「痛かったら爪を立ててもいいから」と。
「な、何をする気ですか…?しゅ、…ひぁああっ!?」
「ゴメン、もう我慢できない…!」
「さ、最低!やぁっ…!あ、あぁ…っ!」
我慢できないとは何だと孔明は非難しようとしたが、恐ろしいまでの力で腰が打ちつけられ、もうそんなこと考える余裕はなくなってしまった。肌と肌がぶつかる音が耳触りで。痛みを紛らわせるのに力いっぱい周瑜の肩に爪を立てた。内臓が押し上げられる感覚に吐き気がしたが、しかし感じるのはそれだけではなくて。
「はぁ、あ…!周、瑜…あぁ、んっ」
周瑜自身が内を擦る度に、痛みとともに背が引きつるくらいの甘い感覚が走る。しかもじわじわと、痛みより快感が身体を支配してきて。
おかしな喘ぎが止まらない。
「あ、はぁ、も…、いや…っ!こんな、ンンっ、やだぁ…」
こんな声が自ら出ているのが信じられない。こんな媚びるような声。どうしてこんな声が自分のものと信じられようか。
「嫌なんて言わないで。もっとその可愛い声を聞かせておくれよ、孔明…」
「いや…いやです…!こんなの、私じゃない…!」
「…なら、ちょっとだけ塞いであげるよ」
「どういう…ンンぅ!?」
答えの代わりに唇が重ねられた。周瑜の顔のあまりの近さに、耐えきれず目を閉じたのと同時に、ぬるりと口内に熱いものが侵入してきた。
「ンっ、…ふぅ…、ぅ」
絡みつく熱い舌が、不思議なことに心地よいと思ってしまう。ぴちゃぴちゃと互いを貪りあう水音が聞こえるが、それも気にならないくらいにキスに没頭してしまって。もっともっとほしい、と此方からも舌を絡めにいくと、逆に周瑜は舌をひっこめてしまった。
(意地悪…っ!)
睨みつけてやろうと目を開けると、此方をじっと見つめる周瑜と目が合った。まさかキスの間中、ずっと此方の様子を窺っていたのだろうか?ほしがっている顔を、あの瞳で見られていたのだろうか?そう考えるともう泣きそうなくらいに恥ずかしい。
と、その隙に再び周瑜の舌が此方の舌を絡め取ってきた。ついさっきは此方が求めたら逃げていたくせに。ずるい、でも求めてしまう。絡み合う熱と熱の快感を欲してしまう、溺れてしまう。
「しゅぅ、ゆ……ンンっ、ふ…しゅ…ゅ…」
唇を離すと混じり合った互いの体液が二人の間を繋いだ。
「……可愛い、孔明」
「っあ!んっ…、や、いきなり…!あっ、はあ、ぁ…!」
口付けを終えたところで周瑜が再び腰を打ちつけてきた。受け入れる孔明はキスですっかり目覚めてしまったのか、もう痛みは感じず快楽ばかりを追っていた。身体の奥の奥に周瑜が押し入ってくると、それだけでもう脳の奥はじんじんと快感の波に侵食され、喉からは溶けるほどに甘い嬌声がひっきりなしに上がった。
「ひ、あ、あ、も…、やぁあ…っ!」
「何が嫌なんだい…っ、こんな、溶けそうな顔して…!」
「んっ、ぁ、ちがっ…ぁ、いくぅ、いっちゃ、ぃ、ひぅっ!あ、あぁっ、」
「っ!待っ…孔明…!」
胎内の弱いところを擦り上げられ、抑えきれず孔明は極みを迎えた。と同時に周瑜も頂点に達し、孔明のナカに欲望を注ぎ込んだ。
灼熱の奔流を注ぎ込まれながら、孔明は味わったことのない、意識が飛びそうなほどの快楽が押し寄せたのを感じた。尋常でない虚脱感と、頭が真っ白になりそうな、恐ろしいまでの恍惚感に酔いしれる。全身に力が上手く入らない。
と、再び唇が寄せられた。啄ばむような、甘い甘い口付け。
唇を離した後、孔明の様子を見下ろした周瑜は、ふと、あることに気が付いた。


「……孔明、君、まだイッてなかったんだね」
「……え…?」


孔明の薄い下腹部で、鎌首をもたげたままひくひくと震える花芯。それは今にもはちきれんばかりの膨らみを呈しているが、蜜の解放はまだのようで。
「イイよ、孔明、君もイッて…!」
「――――待っ、しゅぅゆ、…ヒ…ッ!」
すかさず周瑜の指が反りかえった孔明自身に触れる。目に見える反応こそなかったものの、周瑜と同時に達していた身体に、直接的な刺激は強すぎて。わずかに触れられただけで孔明は抗いがたい悦楽に支配された。身の内からせりあがる、えも言えぬ高揚感――――。
「うあ、あ、ん、あ、でる、ン、ぁあぁああ……――!!」
極みを迎えたばかりの身体は特に敏感で。孔明は胸にもかかるほどの勢いで白蜜を吐きだした。
「はぁ…、は、ぁ…」
「ハ…孔、明…」
互いの荒い息ばかりが室内にこもる。口付けをねだったのはどちらからだったか、求めあうように唇を重ねる。どちらのものとも思えない唾液が孔明の口の端を伝った頃、ようやく唇が離された。
「孔明…、」
周瑜の甘い声が耳元に流れ込む。やっとこれで解放されるかと、孔明がほっと一息ついたその時。ゴメン、と申し訳なさそうな声が囁かれる。ゴメンと言うくらいならこのようになる前にさっさとやめてくれればよかったのに、と思っていると。



突如、未だあらぬ部位が繋がったままの状態で抱き起こされた。



「ひにゃぁあ?!…っぁ、なに…?」
身の内に未だ居座り続けるモノが、堪らない位置を擦り上げたために、また甘い声が上がってしまった。
ゴメンと謝ったくせになんてことをするんだと怒りの声を上げようとすると、耳元に息がかかるくらいぎゅっと抱きしめられる。そしてゴメンと再び吐息を送り込むが、その息は嫌なくらい荒い。


「……二回戦に入ってイイかな?」
「…………は?」


今、この男は何と言ったのだろう。


「さっき、君がイッた時に、また元気になっちゃってね……」


何故か照れを含んだ声で囁かれる。


「さ、最っ低!何が二回戦ですか!貴方の事情なんて知ったことじゃありません!――ひゃぅんっ!あっ、やだ…っ、もうやめて…!」
「孔明…、好きだよ」
「だから、っン、なんでこう変な時に、ぁん、そんなこと言うんですか!はぁ、貴方なんて、大っっ嫌いですっ!」





「――――思い出してしまったんですか?」
「……どうも私は、君に罵られてばかりだったような気がするんだけど」
「罵られても当然かと思いますけど?」
観念したのか枕で殴る手を止めると、孔明は絶望の溜め息をついた。何で思い出すんですか最低、ひとでなし、と孔明は先ほどまで周瑜を殴るのに使っていた枕へと身を沈めた。その薄い白い背を眺めていると、どうにも声をかけずにはいられなくて。
「……いや、その、本当にゴメン…。嫌がる君に、二回戦まで持ち込んでしまって―――」
その瞬間、ガバッと音がするくらいの勢いで孔明が顔を上げた。不審の色を瞳に乗せて、キスもできそうなくらいまで顔を近づけてきた。積極的な孔明に胸が高鳴るが、孔明はその整った顔を歪めて問いただしてきた。
「まさか貴方…、二回目までしか覚えてないんですか?」
「に、二回目『まで』……?」
その反応を見て孔明は「信じられない!」と再び怒りを露わにした。
「貴方っ…!じゃあその後、私に何をしたか、何をさせたか全く覚えていないというのですか?!」


…………覚えていない。


「本っ当に貴方最低ですね!もう我慢なりません!帰ります!さようなら!もう二度と私の前に顔を出さないでください!」
「ま、待ってくれ孔明!昨夜、二回戦以降は何があったっていうんだい!?」
一体自分は孔明に何をして、そして何をさせたというのだ!全く覚えが無い!一辺の欠けらすら思い出せない!
必死に周瑜は追いすがったが、孔明の怒髪天を突く怒りが簡単に解けるわけはなく、その後一週間は会社でも一切口をきいてもらえなかったのは、言うまでもない。




《終》




71111番を踏んでくださったサム様からの「現パロ周孔で、周瑜と孔明(友人同士だけどプラトニック片思いな瑜→諸)が酒場で泥酔して若干理性の残ってる孔明が周瑜宅に送り届けて朝おきたら二人とも全裸だったというエロいモノ」というリクでございました(※一部文章を変えました)
全裸になるまでの過程をより詳しく、とのことでしたが、打っていた丈が途中でびりびりのワイシャツに靴下孔明萌えハァハァとなってしまったので(←殴)、最中はそんなスタイルまでしか描写しておりませんでした。しかし朝起きたらちゃんと全裸になってたんで許してください(殴ってイイですよ)。きっと都督の忘れてる部分で全裸にさせられたんだと思います。都督は忘れてますが孔明はしっかり覚えてるんですよ!←殴殴殴
しかしコレ、実はリクを受けたのが徐庶さん発表直前だったんですよね。徐庶さん発表直前というか、リクを受けた直後に徐庶さんが出てきたというか…何ともエライタイミングだったわけですが、タッチの差でイイ思いができてよかったね、都督、と。
ギャグっぽいテイストで、とのことでしたが一番頑張ったのは「拝んだ」ところかと思います(笑)
あ。タイトルがなんか今どきのラノベっぽくてゴメンナサイ…。タイトル付けるのがヘタクソなんでこんなんしか思いつきませんでした…(震)

それではサム様、リクありがとうございましたー!そしてこんな端っこの方まで読んでくださって本当にありがとうございますー!

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