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こたつがいいね ※

現パロ冬の趙孔です。一発ネタ現パロなので深い設定はありませんが、二人は同居しているようです。濡れ場メインです←




吐く息の白さも目立つ、日もとっぷりと落ちきった冬の時分。家路を阻む風は身を切るように冷たい。それでも、可愛い恋人が自分の帰りを待ってくれていると思えば、趙雲の足取りは軽い。


「ただいま帰りましたー」


帰りの挨拶と共に玄関に足を踏み入れたが、おや?と思った。いつもならこの声を聞くと、可愛らしい恋人が出迎えに来てくれるというのに。今日に限ってはしんと静まり返ったままである。出掛けているのかと思えば彼のお気に入りの黒い靴は、ちょこんと行儀良く、この玄関に並んでいる。


趙雲が少し不思議に思いながら六畳一間の居住空間へと進むと、疑問は全て解決した。
六畳の部屋の真ん中に陣取る大きめのこたつ。そこで天板に突っ伏すように可愛い恋人は眠っていた。腕の下にはよくわからない数字や記号の書かれたノートが開いたまま。孔明にはよくあることだが、また考えながら一寝入りしてしまったのだろう。こたつで寝ると風邪を引くと、いくら注意してもこれなのだから少し困ってしまう。
しかし。すやすやと気持ちよさそうに眠る白い顔を見ると、どうにも強く注意できない自分がいるのも困ったことだ。


ふと、そんな可愛い寝顔を見ていたら、ちょっとしたイタズラを思いついた。
鞄や何やらそっと外すと、孔明を起こさないよう、趙雲はこっそりと動きを始めた。




おもむろに重い瞼を持ち上げて、孔明は自分が寝入っていたことに気が付いた。うたた寝というのはどうにも起きてから気付くのが常である。
今日は寝ないで頑張ろうと思っていたのに。手軽に暖まれるのはいいが、どうしてこうもこたつという物は眠気を誘うのだろう。
えも言えぬ葛藤を続けていると、ふと、孔明は自らから背に当たる不思議なぬくもりに気が付いた。背中全体が何かに覆われているようにすっぽりと暖かく、しかももぞもぞと何やら動いているではないか。


「あ…。スイマセン、起こしてしまいましたか?」


背中で、犯人が声を上げた。振り向いてじとっと睨みつけてやる。

「…………何をしているんですか?」

結構キツく睨みつけてやっているはずが、趙雲は全く意に介さないようで、相変わらずけろっとした感じで応えてくる。

「すやすやと寝ている貴方を見たら、つい」
「ついじゃありません!何で私が、貴方の上に座らされなくちゃならないんですか!」
「あったかくてイイかなぁ、と」
「こたつでもう十分暖かいです!」

とにかく、こんな恥ずかしいことはもう止めてほしいと、「子どもじゃないんですから…」と孔明が訴えると、何故か趙雲の瞳に一瞬、ぎらりと嫌な輝きが過ぎったような気がした。
子どもっぽいのが嫌なら、大人っぽいことならイイんですね?と耳元に熱っぽい声がかけられて、思わずぞくりと背が震える。


「…っん、子龍!待っ…、あ、」


制止する間もなく熱い手が服の中へ侵入を果たした。ひたひたと肌の上を這い回り、いやが上にも身体が熱を帯びてくる。



孔明の、少し耐えるような艶のある表情が肩越しにちらりと見え、趙雲も己の熱が高まってくるのを感じた。

「息が、上がってきましたね」

「ン…」

髪をかきあげ、うなじを暴く。白く滑らかなそこへ誘われるように唇を押し付ければ、髪の匂いが鼻をくすぐった。

「っん、はぁ。やぁ、も…、ちゃんとさわって、ください」

肝心の所には触れず、肌ばかり撫でていたら、おねだりをされてしまった。可愛いおねだりを無視するわけにはいかないだろう、つんとした両の突起に手を伸ばす。
「あぁあ!ん、ン、そんな、いきなり…ィ、あ、あ…!」
背を逸らせてふるふると小さく震える。孔明はひどく胸が弱い。そのよがる姿がひどくそそる。足をもじもじとさせて、もう堪らないのだろう。布越しに前を触れば既にそこは熱を帯びていた。


「ア!…しりゅう…っ!」


孔明を天板にうつ伏せるようにさせ、腰を浮かせてデニムを下ろす。しかしそれでも、孔明も自分もこたつに入ったまま。指に唾液を絡めると熱く息づく蕾へ滑り込ませた。
「ンっ!は、ぁ…ア」
ひくりひくりと背が揺れ、腰が物欲しそうに振られ、口は艶めかしい喘ぎを漏らした。二本だった指を三本に増やす。しかしナカはそれでもまだ食い足りないようで、もっと太いモノを求めるようにざわめいている。
「孔明…、」
呼びかけながら指を抜き、代わりに猛った雄芯を蕾に押し付ける。つんつんと切っ先で入り口をノックすると、その都度媚肉がキスをしてくれる。堪らない、その誘惑。
趙雲は両手を孔明の細腰の添えると、今にも熱槍で射抜かんと構えを見せた。「貴方が欲しい」と囁きかけると、熱に浮かされた声が「私も」と応える。その言葉に、つい黒い笑みが零れる。


「じゃあ、孔明が動いてください。」


腰を下ろして、私を深く厭らしくくわえ込んでください。

そう言いながら震える細腰に添える手の力を強くする。こたつという、狭い空間。動けるのは孔明しかいない。しかし孔明からはあまりのことに泣きそうな声が上がった。


「ゃ、ン…、しりゅう、できない、ィ…。しりゅうの、ほしいけど、ぉ…腰、下ろせな…っ」

「大丈夫、ちゃんと手伝ってあげますよ」

「きゃぅっ…!はぁっ、あぁ…!だめ…前、さわっちゃ…、はぁああんっ!」


片手をしっとりと濡れた孔明自身へと伸ばす。上下に少し強めに扱いてやると、先走りの蜜が吹き出してきた。しかし同時に、孔明の腰が下ろされ、赤い媚肉がそそり立つ男根を食らい始めた。時間をかけて、すっかり男の味を覚えた孔明の身体は、雄をくわえて達する快楽の虜となっていた。促されればすぐに、身体は我慢がきかなくなった。

「いいですよ……っ。そのまま、全部飲み込んでください…!」

「はふっ…、あ、あは、ぁ…あぁっ…」

ぐぷぐぷと音を立て、ついに孔明の後孔は趙雲の雄芯を根元までくわえ込んだ。くたり、と後ろにもたれかかる孔明に、そのままさらに、趙雲がぐっと腰を突き出すと、よほどイイのか、孔明の肌は粟立ち、内壁はうねうねと雄を味わいだした。ぞわぞわと、甘美な痺れが趙雲の背を駆け抜けた。

「ハ、…すごいですね…。もっと奥まで誘い込もうとしてる…。」

そんなに美味しいですか?と呟きを送り込みながら、興奮のままに赤く色づいた耳に舌を這わせる。耳殻を噛むように舐め、耳穴に舌を突き入れた。

「はぅ、ぅ…。おいしいです…、しりゅうの、あふっ…、もっとォ、ほしい…っ」

「いいですよ…っ、ほしいだけ、動いてください…!」

色付く頬に音を立ててキスすると、孔明が腰を動かし始めた。


「あんっン、はぁ、あ、しりゅうっ、しりゅう…!きもち、イッ…あぁんっ」


熱杭でナカを抉るよう尻を左右に振り、振り。円を描くような腰遣いで奥のイイ所を自らこね回す。孔明は痺れるような快楽の波に溺れた。
趙雲も、思わず目を閉じ、自身にしゃぶりつくような内壁の蠢きを堪能する。孔明にももっと悦んでもらいたいと、手を滑り込ませる。

「ふあぁんっ!あぁ…っ!そこ、イイ…っ!あは、ぁ…あ、それ好きィっ!」

より深く繋がるよう、孔明の動きに合わせて、趙雲はぐいと腰を突き上げる。と同時に、摘むように胸の先端を両方とも弄ってやれば、一際きゅうっとナカが熱杭を絞り上げてきた。


「ンにゃあぁっ…、あんんっ、も…ン、だめぇ…、イクっイッちゃ、あ、あ」


ナカと外と、同時に強く刺激され、今にも極みに昇ろうと孔明の身体が震えた。


しかしその時、突如として趙雲が動いた。

絶頂へと到達しそうなその艶めいた嬌声、舐るように肉棒に絡みつく内壁、趙雲の理性が音もなく崩れ、もう自ら動かずにはいられなかった。孔明の腹に手を回し、こたつから引きずり出すと、天板にうつ伏せにさせてその身体にのしかかった。が、体勢を変えたその瞬間、身体を繋げたままだったため、ナカで固い熱槍が抉れて孔明は一人、極みに達してしまった。しかしそれでも、もはや自制のきかなくなった趙雲は果てたばかりの孔明を求めずにはいられなかった。


「ひ、あ、あ、あっ!しりゅうぅっ!そんな、やあぁああ…!」

「すみませんっ…!くっ、もう…、もうすぐですから…!」

「はあぁあっ…!また…っ!また、イッ…!アァアアアア…!」


達したばかりの身体は快楽に流されやすく、孔明は再び欲を解放した。

それと同時に、趙雲も白濁とした精液を孔明に注ぎ込んだ。
涙で濡れた頬に手を添え、無理のないよう孔明を此方を振り向かせる。白い頬には涙の跡、濡れた黒の瞳には自分の顔が映っている。

「孔明…」

「し、りゅう……ん」

自分を受け入れてくれた愛しい人に、とびきり優しい口付けを与えた。




その後。二人の部屋からこたつが消えた。


「誰かさんが襲ってきたせいで、こたつ布団が汚れてしまったんですよ。」


風邪をひいたらどうしてくれるんでしょうね、と。じろり、と孔明は端正な顔で冷たく「誰かさん」を睨んだ。「誰かさん」は居たたまれなくてしばらく孔明を正面から見られなかったらしい。




《終》




久しぶりの趙孔ですが、久しぶりのえろでもあります(2012年1月21日現在)
同時進行で別CPのえろも書いていたら、そっちがどうも本番(笑)に至るまでの導入が長いなァと思って、こっちはさっと本番に入ってみました。自制がきかないチョン様ドンマイですね(笑)
しかし何でうちの趙孔は冬になるとイチャつくんでしょうね(笑)

最初は四十八手のこたつでヤる体位でえろ書こうよ!と思って書き始めたのですが、チョン様ったら我慢できず最終的にこたつ出ちゃいましたね(笑)。まァその前に、最中にこたつがあるイメージがほとんどありませんが(ヒー)。なのにタイトルにこたるが入ってるっていう(←)。しかしとりあえず孔明を可愛く喘がせられたので丈は満足です←

チョン様が孔明にタメ語を使ってるイメージがないのですが、とりあえず「孔明」と呼び捨てにしてみました。しかしぎりぎりで「孔明」はイメージできても孔明に「ただいま」って言うチョン様のイメージが湧かなかったので、「ただいま帰りました」にしてしまいました。


こんな端っこまで読んでくださってありがとうございました!

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