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コメ執事(司馬諸) ※

司馬諸で執事パロです。タイトル通り孔明が執事で司馬が主人です。



執事――バトラー ――とは、もとは食器、酒類を管理し、主人に給仕をする職業の人である。しかし仕事はそれだけに留まらず、多くの場合は主人の身の回りの世話や秘書も兼任するなど公私に渡り主人を補佐することがその仕事であった。


《コメ執事》


 司馬懿、字仲達は名門司馬家の次男にして優秀な弁護士である。
彼の弁護士歴がどれほどに優秀かといえば第一に大学在学中に司法試験に合格した。しかもそれが名ばかりではないことに、第二としてどんな複雑な裁判にも多角的視野から勝利を導き出すことができる。かつて事務所のベテランをして勝訴するのは不可能と言わしめた裁判を全て勝訴に導いたという記録を持つほどである。それは多くの視野からものを見るだけの大海のような知識と相手を丸め込む山のような語彙力があってこそなし得るもの。

『一緒に組むのも怖いが敵に回すのはもっと怖い』と業界で評判である。



 そんな司馬懿はたまの休日に家でのんびり寛いでいた。休日は家の書庫で過ごすというのがここ最近の習慣になっていて、書庫で仕事の本から趣味の本、教養程度の知識を得る本等を読み耽る。ただし司馬懿はその空間に一人でいるわけではない。

「仲達様、お茶が入りました」

 水に広がる波紋のように心地よい声が司馬懿の耳に届いた。
それこそ、司馬懿の執事である諸葛亮、字は孔明である。司馬懿より二つほど年少であるがその利発さは目を見張るもの。どうも本好きな様なので、暇な時に使ってイイぞと書庫の使用を許可したところ三月もたたぬ間に司馬懿が読んだ本は全て読みきってしまった。今は、主人が読んでいない本を先に読むのは失礼かと思って読むのを遠慮しているらしい。読んでイイと言ったが読まずに待っている所を見ると司馬懿は早く読まねばという気持ちに駆り立てられる。
 また司馬懿の小難しい話にもきちんと付いてこられるだけの頭の回転も持っているし知識量もかなりのもの。そのため孔明は司馬懿の話に付き合うことのできる数少ない人間の一人である。



 手袋に包まれた細い指が司馬懿の手の取りやすい位置にソーサーとカップを置いた。
 司馬懿は「すまんな」とひとつ声をかけ、湯気に誘われるように紅茶に一口味わった。いつもと少し違う味に、おや?という顔をすると、すかさず孔明が説明をいれた。
「新しい茶葉が手に入りましたので、」
お気に召しましたか?と静かな声が聞いてきた。
「ふむ。悪くない。」
そう答えると孔明は香るような笑みをみせた。その笑みに誘われるように司馬懿はさらに「茶葉もいいがお前の煎れ方もいい」と言った。


 孔明の茶の煎れ方は実に丁寧で、面倒な正しい紅茶の煎れ方の手順をきちんと行う。そのため茶葉も本来の味と香りを存分に披露することができる。そして司馬懿は何よりも紅茶を煎れる孔明の姿が好きだった。佇まいも目線も手つきも、煎れ始めから出来上がりまでじっと見つめていたいほど。照れからか孔明が頬をほんのり朱に染めた姿が非常に愛らしい。
「孔明、」と司馬懿は呟き、本を閉じるとそのままその愛らしい唇を奪おうと柔らかな頬を引き寄せた。孔明も目元を赤らめ、それに応えようと長い睫毛に縁取られた瞼を閉じた。が、ふいに孔明の連絡用の携帯電話が鳴った。ハッとした孔明は「失礼します」と断りを入れ、電話をとった。軽く応対をした後、孔明を奪われ少し不機嫌になっていた司馬懿にその報告をした。

「仲達様、ご友人が見えられているようです」

 孔明のその言葉に先程まで上機嫌だった司馬懿は思いきり眉をしかめた。

「……周瑜か?」

と問えば「左様でございます」とごく簡単な返事が返ってきた。すると司馬懿はますます眉間の皺を深くした。地を踏みしめるように立ち上がり、書庫から出ると後ろを孔明が付いてきた。
「お茶とお酒と、どちらがよろしいでしょうか?」
「いらん。」
「え……ですが、」
「茶も酒もいらん。くだらん心配はするな。お前は出るな」
ぴしゃりとそう言いつけられれば孔明もそれ以上言うことはできず「かしこまりました」と答えるしかなかった。明らかにしゅんとした孔明の様子に「しまった。言いすぎた」と司馬懿は思い、すぐに「私の部屋で待っていろ」と付け加え、足早に客間へと向かった。仕方なしに孔明は書庫の片付けを済ませると言い付け通り司馬懿の私室へと向かった。


客間では話通り周瑜が待っていた。革張りのソファに沈み込み、長い脚を組んで手持ち無沙汰に髪の先を指に巻き付けて遊んでいた。司馬懿に気付いた周瑜は口元にうすら笑みを浮かべた。
「随分と客を待たせるじゃないか」
「フン、貴様など客ではないわ」
そう言うと司馬懿は向かいのソファに不機嫌そうにどっかと腰を下ろした。


 周瑜は大学時代の知り合いで、互いに妙な所で気があったために別に仲良しこよしというわけどはないが今でも時たまこうして会うことがある。しかし最近、周瑜の司馬家訪問が以前よりも頻繁になってきている。


「ところで司馬懿、お茶はまだか?君の家は大きさの割に客に茶の一杯も出さないケチな家なのか?」
 すると司馬懿はいよいよ機嫌悪くして「だから貴様は客ではない。茶も出さん」と言った。その反応に周瑜は形の良い眉を潜め溜め息をひとつつくと「では遠回しに言うのはやめよう、」と、

「君の執事の可愛い孔明は今日は付いてないのか?」

と言った。そう、周瑜の目的は茶自体でさなく、主人とその客に給仕にやってくる孔明。実は周瑜は大分前から孔明に懸想している。大分前というか初めて孔明に会った時から、いわゆる一目惚れというやつで、一方的に孔明に想いを寄せている。
 誰よりも孔明のことを愛しく思っている司馬懿としては、とてもじゃないがそんなこと見過ごすわけにはいかない。


「残念ながら、今仕事に出している」
「ふん、嘘ならもっと上手いものをつくんだな」
どうせ自分の部屋に閉じ込めてるとかそういうところだろう、可哀想な孔明、と周瑜は大仰に手で額を覆って天を仰いだ。
 そして司馬懿が今日は孔明を呼ぶ気が一切無いと見るやおもむろに立ち上がり「孔明に会えないのなら居ても仕方ない。帰る」とさっさと客間から出て行ってしまった。

 いきなり現れ突然去っていく男に、もう二度と来るな!と心の中で司馬懿が毒づいていると廊下を、周瑜の後を追うように足音が駆けていくのが聞こえた。音のした方から考えて、まさかと思い慌てて廊下を見るとそのまさかで、孔明が周瑜の元へと駆け寄って行った。


「お待ちください、周瑜様!」


 司馬懿が怒鳴りたいのを必死で堪え観察していると孔明は「先日お越し下さった際お忘れになられたハンカチです」と周瑜にハンカチを手渡していた。あのハンカチを見たとき司馬懿には恐らくこうやって孔明に会う口実を作るため計算づくで忘れていったものだと思われた。なので自分自ら渡し、その計画を潰してやろうと思っていたのだが、すっかり忘れていた。確かにそのハンカチは私室に置き忘れてきた。


 計画通りに孔明に出会えた周瑜は表面では「あぁしまった」という顔を作っているが、内心は真冬が突然常春の陽気になったようにうきうきしていた。


「あぁ、そうだったね。うっかり忘れていたよ」


とびきりの笑顔で周瑜は答えると手を孔明の透明な頬に添わせた。きめの細かい、うっとりするほどなめらかなその素肌。

「お礼をしないといけないね」
「いえ、私は当然のことをしたまでですから、お礼など…」
「孔明、少し黙って。」

その瞬間に口づけを贈った。
本当に触れるだけの軽いフレンチキス。


「ありがとう、孔明」


 唇を離すと孔明は耳まで顔を真っ赤に染め上げていた。「あの、周瑜様…」としどろもどろに言う姿が本当に可愛らしい。そこにさらに被せるように「公瑾、と字で呼んでくれないか?」と要求すれば可愛らしい華の唇がはにかみながら「公瑾様」と呼んでくれた。それに周瑜は「何だい?孔明」と返し、呼んでと言われたから呼んだのに、何?と言われてどうしたものかと戸惑いから孔明は頬をほんのり朱に染めた。まるで砂糖に黒密をかけたような二人の甘々っぷり。



「孔明!!!」



 突如凄まじい怒鳴り声が孔明と周瑜の耳に響いた。振り向くと三千丈の怒りを湛え、烈火の如き眼差しで此方を見据える司馬懿がずんずんと閻魔王をも思わせるような足取りで此方に近づいてくるではないか。

「出るなと言っただろう?!何故ここにいる!?」
「も、申し訳ございません‥」

 あまりの司馬懿の剣幕に孔明はびくりと大きく肩を震わせ、深く頭を下げることしかできなかった。と、ふいに司馬懿と孔明の間に障壁のように割り込んできた人物がいた。孔明を守るように颯爽と割って入る男を、司馬懿は心底憎々しいと思った。

「そんな言い方はないだろう。孔明は良かれと思ってしたことだろうに」

 司馬懿の天を衝かんばかりの怒りに全く臆することなく周瑜は言った。周瑜に庇われている孔明を見ると、司馬懿の胸はチリチリと何かで焼かれるような感覚にさいなまれ、司馬懿はまた眉間にペンでも挟めそうなほどに皺を寄せた。
「これは私と孔明の問題だ。部外者は口を出すな」
貴様は早く帰れ。そう言うや司馬懿は周瑜に隠されていた孔明の細い手首を掴み、半ば強引に周瑜からひったくるとそのままぐいぐいと廊下を戻り始めた。
 周瑜は、このまま引き下がってたまるかと二人の後に追い縋ったが、孔明が私室に引き込まれてしまうともうどうしようもなく、歯噛みしながら司馬家を後にするしかなかった。



「何故言い付けを守らなかった?」

 開口一番、司馬懿はそう聞いた。いささか落ち着いたため、先程の怒気は大方削ぎ落とされている。目の前に立つ孔明の澄んだ瞳がそれに答えた。
「今度いらっしゃる時に返さねばと、仲達様がおっしゃっていたのを思い出しまして、」
差し出がましいことを致し申し訳ございません。と、孔明は深く詫び入った。


 確かに。司馬懿はそう思った。そう呟いたのも自分だし、ハンカチを部屋に忘れたのも自分だ。そしてよく気が付くというのは執事としての孔明の美点であると思う。しかしだからといって命令不履行であって良いものではない。

司馬懿は「私も悪かった。怒鳴ってすまなかった。」と、


「だが命令違反はいただけん。仕置きしてやる」


 口元に意地の悪い笑みを浮かべ、司馬懿は孔明のしなやかな身体をキングサイズの柔らかなベッドに押し倒した。驚いた孔明は「いけません、まだ昼間でございます‥!」と必死に司馬懿を止めようと胸を押し返した。しかし慕わしい人の体温というだけで既に蕩けかかってしまう孔明の腕はろくに力を入れることもできず抵抗という抵抗も全くできない。

「黙れ。主人の命令に逆らう気か?」

 主人の命令と言われれば孔明はもう逆らいようがなく、びくりと肩を大きく震わせると大人しく従うしかなかった。その様に満足した司馬懿はおもむろに命じた。


「…よし。では服を脱げ」
「……はい。」


 手袋を取ると細く長い指が露になった。白魚のような指が震え、タイを緩め外した。すると「恥ずかしいので、後ろを向いてもイイですか?」と孔明が頬を染めて聞いてきた。司馬懿が許可をだすとくるりと此方に背をむけてたどたどしい手つきで上着を脱ぎ始めた。ベストも脱いで、シャツのボタンに指がかかった。腕の降下で徐々にボタンが外されていくのがわかる。ふわりとより一層孔明の香りがしたと同時になめらかな白磁の背が露になった。


「……っぁ!、仲達様…?!」


びくりと孔明が背をひきつらせた。というのは司馬懿がその背に急に舌を這わせたから。


「気にするな。早く脱げ」
「‥‥ッ‥はい、‥ンっ」

 しかし孔明が服を脱ごうにも司馬懿が背の窪みをゆるゆると舐め上げてきて、孔明は力が入れられない。それでも何とか言い付けを守らねばとズボンに手をかけるが、今度は脇腹を撫で上げられ、思わず柔らかな敷布に上体を崩してしまった。
「どうした?孔明、私の言うことが聞けんか?」
「‥‥いえ、‥ッ」
 孔明は必死に残りの衣服を脱ごうとするが執拗に素肌をまさぐられる感覚に、指がすっかり言うことを聞かない。
「もうよい。私が脱がせてやる」
「ぁっ、仲達様っ‥!」
 孔明がろくな抵抗も出来ぬまま、器用な手があっという間に孔明の残りの衣服を全て剥ぎ取ってしまった。白い素肌を日の光に全て晒して、孔明はベッドに四つん這いにさせられた。


「絶景だな。よく見える」

「‥‥‥ッ!」


 主人は服ひとつ乱してないのに自分だけが白日の元に秘所をさらけ出している状況に、孔明は耐えがたい羞恥に襲われた。しかしそれでも耐えていられるのは、孔明が心からこの主を慕っているから。


 強い力がいきなり孔明の尻たぶを掴み、左右に肉を割り開いた。
「ゃっ‥‥!」
「こんなにヒクついて、触れてほしいか?」
 後ろの秘所に痛い程の司馬懿の視線を感じる。見られるだけで、孔明の意思に反して蕾はひくひくと物欲しそうに震えてしまう。
「だがまだやらん」
そう言うと司馬懿は孔明の玉肌を余すことなく触れだした。
熱い手と熱い舌で、首、肩、背。
鎖骨、胸、脇腹。
下腹部、腰、尻。
腿、膝裏、足首。耳を甘噛みし、手首をとって指の一本一本を根本まで丁寧に愛撫した。


 しかし絶対に局部には触れないように。身体中をまさぐられているのにその指も舌も決して胸の果実と花芯と蕾には触れようとしない。ぎりぎりの所で全て脇にそれてしまう。大きな刺激が与えられないまま、孔明はもどかしげに身体を火照らせた。


喘ぎを漏らす唇を司馬懿な己のそれで塞ぐと、さらに感じるようで背をびくびくと逸らせた。口づけの合間「まだだ‥まだだ、孔明‥」と呟くと息継ぎの合間に甘い声がすがるように名前を呼んできた。
唇を離すと銀の糸が己のそれと孔明の赤い唇とを繋いだ。
「あっ、あっ、あ、‥ちゅうたつさまぁ‥っ、だめぇ‥」
 柔らかな尻たぶを揉み込むとそんな泣き声があがった。白い尻の最奥の赤い媚肉が早く何か咥えたそうにぱくぱくと口を開いた。
 司馬懿が孔明の顔を覗き込むと、もどかしさから涙を溢した愛らしい顔が見えた。


「孔明、何が欲しい?」


何が何処に欲しい?きちんとねだれば与えてやらんこともないぞ。と囁きを送り、耳を噛むと、ひくりと背をしならせた。

「ぁ、‥ちゅうたつさまの、‥熱いモノを‥‥ナカに‥」

 焦らされている孔明はそれだけ言うのが精一杯だが司馬懿の答えは非情だった。


「それは聞けんな」

「ひやあぅッ!、やあぁ、あ、アァっ、ちゅう‥たつさま、そこは‥やあぁんッ!」


 司馬懿の指がずっと放っておいた孔明の胸の飾りを摘まんだ。ずっと放っておかれていた部分は僅かな快楽にも容易に流された。両の膨れた部分を同時に刺激すれば、孔明の口からはもう淫媚な声しか漏れてこない。普段、清楚すぎるほど清いこの愛しい執事を、自らの手で乱れさせることが司馬懿にとってこの上ない快感だった。


「ひゃぅ、ぅ、ンあ、‥はぁっ、ン!」

指の腹で転がした後、先端に爪をたてるとより感じるのかさらにイイ声が上がった。
「ああぁッ!はぁっ、やぁぁっ‥!」
「嫌か?」
「アッ‥、す、き‥っぅ、ですっ、ひあっ!」
「ならばもっと啼け」
「あんっ、‥ッア、ちゅ、ぅたつ‥さま‥ぁ!」
 ビクビクと身体中震わせて快楽に身を委ねる孔明を見ると、思わず生唾が湧いてきて、知らず司馬懿は喉を鳴らしてそれを飲み込んでいた。
 そのまま執拗に赤い粒ばかり嬲っていると、孔明の啜り泣きが聞こえてきた。もうイッてしまう、と花芯から先走りを溢れさせ、涙ながらに訴えてくるその様は司馬懿を煽るもの以外の何でもない。内から込み上げる衝動にまかせ司馬懿はあるものを手に取った。


「ッア‥?!ゃ、‥何‥‥?」
「まだイクな。お前がイクのは私と共にだ」
「ふあっ、あっ、あっ、だめっ、そんなところ、はぁっ、‥さわられたら、わたし‥ああぁんっ!」


 ふいに孔明は、自身の根本を紐のようなもので熱を放たないようぐるぐるに巻かれた。それは先程まで孔明が首に巻いていたタイ。孔明が達せないようにした後、間髪入れず司馬懿は熱を孕んだ孔明自身を熱い手で弄りだした。出すように刺激を与える手とは裏腹に、根本のタイは出させまいときつく自身を締め付ける。孔明の身体の中では解放されない熱の蟠りが駆け巡って最早理性が全て飛んでしまいそう。

「ア、あ、もっ、だめ‥ぇ、ひゃうん!」
「…孔明、欲しいか?」
「ンッ、ほ、ほしぃ‥で、す」
「どこだ?どこに欲しい?」
「わ、たし‥の、っぅ‥ナカ、に‥ちゅう、たつさま、が‥」
「何だ?私のコレが欲しいのか?」
「ゃあぁっ‥!ゆび、‥ちがっ‥、ひぅっ!」

 司馬懿の指が一度に三本も挿入された。しかし孔明の蕾は、抵抗することなくそれを受け入れ、むしろもっと大きなモノを受け入れたいとねだるように司馬懿の指に甘くしゃぶりついてきた。「何が欲しいか、きちんと言ってみろ」と呟きを耳に送ると濡れた唇から期待した通りの淫媚な言葉が返ってきた。
 指を引き抜き、ジッパーを開け、望みのモノを当てがうと早くも媚肉が先端を飲み込み始めた。


「焦るな」


 そう言うと司馬懿は殊更にゆっくりと、あまりのもどかしさに孔明が腰を振りたくなるほどゆっくりと熱杭を埋め込んだ。


「っはぁ、‥っ、あ、ンッ」
「‥‥ッ‥」


 孔明の蕾は早く早くと、とろとろに甘く蕩けて雄を誘うが、いざ雄芯を咥えこむとぎちぎちに締め付け離そうとしない。

 全て収めきった司馬懿は孔明が落ち着くまで待とうとしたが、早く動いてとばかりに甘く自身に絡み付く内壁に衝動が押さえきれない。

「く、‥動くぞ‥!」
「ぁあ!ゃン、‥そんな、いきなり‥あぁんっ!」

 腰を引くとぎゅうぎゅうに全長を締め付ける内壁がどこまでも絡み付いてくる。堪らない快感に、より激しく突き上げると際どい所に当たったのか熱いナカが更に司馬懿の熱棒を絞りあげた。
「ふあぁあっ‥!ナカ‥で、また、お‥きく、ああぁっ!」
「孔明っ‥!」
「ひあっ!ア、‥ンアァ‥!」
 突如、繋がったまま司馬懿が態勢を入れ替えた。胡座をかいて座るとその上に孔明を座らせた。自らの重みで更に熱杭を深く咥え込んだ刺激で、孔明の内壁はさらに雄芯を絞り、雄芯はさらに鋭さを増した。
「はあっ、あ‥だめ、もう、‥あっ、あっ、あぁっ!」
 膝裏を抱え揺するように腰を送り込むと遂に司馬懿にも限界が訪れた。「出すぞ!」と言い、孔明の熱を塞き止めていたタイを外した。その瞬間、孔明の身体で荒れ狂っていた快楽が一気に弾けた。
「ちゅ、ぅた‥さまっ、ひあっ、あ、ア、ああああぁっ!」
 花芯から白濁を溢れさせて孔明は果てた。と同時に司馬懿も溢れんばかりの精液を孔明に注ぎ込んだ。




 果ててすぐ孔明はぐったりとその場に倒れ込んだ。司馬懿は肩で息をするその姿を愛しく思い、額にキスを落とし蕾から雄芯が引き抜いた。孔明の蕾から白い蜜が溢れ、シーツに染みを作った。熱杭が引き抜かれるや孔明は疲れた身体にむち打って最後に奉仕を行った。

 主人の股座に顔を埋めると主人自身をどろどろにする、自らの体液と主人の吐き出した白濁を舌で綺麗に舐め取った。すっかり舐めきると頭を撫でる手が降りてきた。
「ン、よく出来たな」
くしゃくしゃと司馬懿に頭を撫でられると孔明は恍惚の笑みを見せた。


 しかし「では今度は私の番だな」と司馬懿が言うと孔明はハッとし、快楽の余韻でうまく動かない身体を必死に動かしてその場から逃げようとした。

「ぁ、大丈夫です‥自分でできます‥」
「いいからやらせろ。‥ええい、逃げるな」

 司馬懿は孔明を押さえつけると白濁にまみれたその細い身体をタオルで拭い始めた。
 孔明は恥ずかしさに頬を染めながらその心地よい優しい手に身を委せた。しかしその指が後孔に伸びてきた時はやはり孔明もまた逃げようとしたがまたもや司馬懿に軽く押さえつけられてしまった。

 全部綺麗にすると今度は衣装を全て着付けた。事後にここまでやらないとどうも司馬懿は満足しないらしい。



 事後の孔明の奉仕も司馬懿のする後処理も、二人が自らやりだしたこと。言葉にして確認したことはないが、それはつまり互いが互いを想っているからこそのこと。

夜、司馬懿は自室で食事を摂った。給仕は勿論孔明。横に立つ孔明は昼間あれだけ淫らな顔を見せていたのが嘘のように静かな佇まいをしている。


「そういえば、明日の予定は何だったか、」


妙なことに明日の予定が思い出せんのだ。と司馬懿が孔明に聞くと黒水晶のような瞳をきょとんとさせて、小さく堪えきれない笑いを漏らした。孔明のその様子に司馬懿は眉を寄せると「何だ?」と聞いた。


「明日は休暇とおっしゃっていたではありませんか」


上役から有給を溜めすぎだからと無理矢理一週間も休みをとらされたと昨日怒ってらしたでしょう?と言った。

 言われてからハッとした司馬懿は「そういえばそうだったな」とごまかすように咳払いを一つした。まだくすくすと笑う孔明を司馬懿は軽く睨むと、何とか笑いを抑え孔明はまた給仕を始めた。と、司馬懿にふいにある案が浮かんだ。


「明日から出かけようと思う。」


孔明、お前も来るか?と、そう聞けば水のように澄んだ笑みが答えを返した。


「お供いたします。」


仲達様となら何処へでもご一緒いたします。と。


 司馬懿はその返答にこの上なく愛しい感情を揺すられ、今すぐその可憐な唇に口付けたいと思ったが、さすがに食事中なのでそれは止めておこうと思い止まった。



 翌日から二人は司馬懿の休暇の終わるまで小旅行に出かけたが、二人がいない間、周瑜から大量の恨み言の伝言が司馬家に届いていたのは二人の預かり知らぬこと。



《終》


「懿諸の激裏をっ!!←
執事パロで孔明を沢山焦らして下さいっ!!」というリクからの執事パロでしたが、楽しんでいただけましたか?わかっているのは、司馬懿は楽しかったんだろうなってことです。
………こんなんで正解だったのでしょうか‥(震)?
あんま執事らしいことせずに終わってしまいましたが(ヒー)
そしてはたして激裏になったのでしょうか?二人がらぶらぶなことは出せたんじゃないかと思いますが激裏では…←コラ!

そしていつもにましてページの切り方のミスが酷いという(激震)最後のページの短さといったらもう…ゴメンナサイ。
ページってどんなところで切ればイイのでしょうか(泣)?

てか司馬懿どんな家に住んでんだよって話ですよね。バッキンガム宮殿かベルサイユ宮殿にでも住んでんのか!って丈も思ってました←
書庫でお茶にしましたけど、その前に浮かんだ丈のお茶のイメージ=緑あふれる庭…ってどこの貴婦人?!と思ってしまったので書庫になったわけであります。

都督がでしゃばりでゴメンナサイ‥。でも都督が出なかったら話が動かなかったんです←都督に頼りすぎ
あ、そういえば都督は司馬とコメがデキてることは知らんのだと思います。ヒトの前だと司馬もコメもなかなか演技派なんだと思います。

司馬懿の職業は何故か弁護士になってしまいましたが弁護士案の前は検事にしようかと思ったんですが検事になるのはどうもややこしいことがあるみたいなんでヤメました(あそ)

最後になりましたが楽しいリクをありがとうございました!苦情・誤字脱字報告、感想は随時受け付けております(笑)

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