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可愛い龍の育て方(魚水) ※

魚水エロです。三顧してしばらくして新野城でにゃんにゃんしてる二人です。にゃんにゃんしかしておりません。恋愛と房事に疎い孔明を殿が色々育てているそうです。



夜陰を斜めに切り裂くように大地を白い月光が照らす。薄暗い光の中をぼんやりと、劉備の預かる新野城がその小さな姿を見せる。城の中はもう大半が闇に覆われ、見回りの兵の足音のみが辺りにこだまする。

劉備は一人回廊を奥の間へと歩いていた。奥の間には私室があり、先日草蘆から招いてきた可愛い龍が待っている。龍はあらゆることに通じていたが、唯一恋愛と房事のことにだけは疎かった。始終此方の方が教えられてばかりいるが、龍が胸に蟠る自分の気持ちに名前を付けられず困っていた時に、初めて此方が教える立場になれた。そして何も知らなかった龍を、今、自分好みに育てているのだ。


《可愛い龍の育て方》



寝台にはすっかり見慣れた後ろ姿が座っていた。燭ではなく、青白い月光に浮かび上がる肢体が艶めかしい妖しさを醸し出している。
寝台のカーテンを捲るとそのほっそりとした身体を後ろからきつく抱きすくめた。
「玄徳様‥、」
首筋に顔をうずめ匂いを嗅いでいると、腕の中で細い身体が身じろいだ。と、それに合わせて首に舌を這わせる。すると、唇の端からかすかな甘い声が漏れた。
すかさず寝台へと押し倒す。夜具に包まれた薄い身体は、その時に仰向けに態勢を変えてやった。以前に後ろから致した時に、顔が見えなくて寂しいと泣きつかれてしまったからだ。するり、としなやかな腕が背中に回された。そしてそのまま、流されるように口づける。甘い匂いが、鼻孔をくすぐる。口づけたままでも、手は忙しく服を脱がせる。すっかり脱がせ終わった頃に唇を離す。腕の中にはキスの余韻にぼうっと頬を赤らめた、一糸纏わぬあられもない孔明がいる。月のような白い肌が夜目にも眩しい。舐めるようにじっとその玉肌を眺めていると、気づいた孔明が局部を隠すように身を捩りだした。

「今さら恥ずかしがってどうする?もうどこもかしこも見てしまっているのだぞ?」

どれだけ肌を合わせても孔明は恥じらいを忘れない。決してふてぶてしい対応はしない。いつまで経ってもウブなまま。そこが可愛いところでもある。
「そ、そう言われましても‥」
「知っているのだぞ。お前の内腿の‥ほらここだ。ここに可愛い黒子があるんだ」
「ぁ、いけません‥玄徳様‥」
ちゅっとそこを吸い上げると可愛らしい悲鳴が上がって、内腿が頭を挟んだ。よほどここが好きなのだろう。こういう箇所を見つけると、ついついそこばかり苛めたくなってしまう。ちゅっちゅっと懸命に吸い痕を付けていると、孔明の花芯が控えめに勃ちあがって、しっとりと濡れそぼってきた。初めて触れた時から随分感じやすい身体だとは思っていたが、肌を重ねれば重ねただけ感度が良好になっているようだ。
顔をあげれば涙で瞳を潤ませた孔明が此方を見ていた。
「‥‥嫌だったか?」
「いえ、そうではありません‥。あの‥、気持ち、よくて‥‥」
かぁっと孔明の頬が見る間に真っ赤になる。自分の前でだけは、素直で、恥ずかしがり屋なところもまた可愛い。もっともっと気持ち良くさせてやりたくなる。一度腕いっぱいに抱きしめてやると、油断したのか孔明の身体から力が抜けてきた。


「‥‥ひゃっ!そこは‥!」
すかさず、きゅっと胸の飾りをきつめにつまみ上げれば、細い腰が、くんっと振られた。
「はぁぅっ‥!っン、ンッ」
手の動きを止めず、舌は喉を舐め上げる。まるで食べるかのように執拗に喉頸にむしゃぶりつく。時折歯を立てると、肩に回っていた孔明の指が爪を立ててきた。
「あ、あぅ!っぅ、ふぅ‥」
「随分ここで感じるようになったな」
「ひぅ、う!ゃっ‥!そんな‥つまんじゃ、‥やぁあっ‥!」
両手で乳首を摘んでやれば、白い喉からはひっきりなしに甘い声が零れた。はじめの頃こそ、くすぐったいとくすくす笑っていたのに、今や紛れもない性感帯だ。ふっくらと内から主張するように膨れてきて、まるでもっと触ってほしいとねだるよう。たまらず、口唇をその赤に近づける。まずは軽く唇で触れ。そして舌を使って舐め上げ、ここぞとはかりに口に含んで吸い上げる。
「ヒィっ、‥ア、ア!ぅンっ!っぁ、ああぁっ‥!」
胸だけで達してしまうのではないかというような切ない声が上がった。身を捩らせ、快楽に耐え、しかし同時に求めるように爪痕が背に刻まれていく。だが、まだ孔明の熱は解放させない。突起から口を離すとそこから少し離れたところに吸い痕を付けた。その間も赤い唇からは悩ましげな声は止まない。ひどく感じる処のすぐ傍に唇が当てられ、熱の籠もった息がかかるのがひどくもどかしいのだろう。
「ァ、ぃやあ‥‥、玄徳さま‥っ」
もう我慢できないようで、とびきり甘い声が泣き声混じりで訴えてきた。何がしてほしいかなんて手に取るようにわかるが、少しくらい意地悪をしてもっと甘えた姿を見たくなる。
「ほらやはり嫌なのではないか。嫌というのなら止めよう。私は、お前の嫌がることはしたくない」
「っゃ、違、います‥そう、じゃなくて‥‥」
どうするのかと思って見守っていたら、思いがけず孔明の方から唇を合わせてきた。しかし応えようとしたらすぐにその熱い唇は離れていってしまった。見下ろせば朱に染まった頬、上がった息をこぼすつややかな唇、そして此方を射抜く欲と期待に濡れた漆黒の瞳。

「あなたと‥ひとつになりたいんです‥‥。」

だから、と続ける唇を今度はこちらから熱烈な口付けで封じてしまった。まさかこんなに誘い上手に育っていようとは思ってもみなかった。しかしこうして育てたのもまた自分なのだと思うと、下肢がさらに著しく硬度を増してきた。
「ふぁ、ぁ‥げんとくさまァ‥」
「もう少し我慢だ。私の指を濡らしてごらん」
「ン‥」
真ん中の三指が孔明の柔らかな口腔に包まれる。ちゅっちゅという可愛らしい音とは裏腹に、これから秘処に忍び込む指はとろりとした唾液で厭らしく濡れそぼってきた。本当はもっと熱いモノも含んでほしいのだが、まだもう少し先の段階だろう。口腔から指を引き抜き、ひくつく蕾にそっとあてがった。
「あっ、」
ぬるり、と秘処は何の抵抗もなく一本目の指を飲み込んだ。くいくいと節で曲げたりすると、イイ所に当たったのかぴくんっと可愛らしく腰が跳ね上がった。こうして身体を重ねるようになって、最初こそ、痛いと辛そうに涙を流していたが、今や指では物足りないというように哀切な声をあげるようになった。二本目、三本目も難なく咥え、腰をくねらせ悶えていた。随分好き者に育ったものだ。しかしそこが、またいい。
指を全て引き抜くと、何も無いのが寂しいのか赤い蕾が物欲しそうにひくひくと震えていた。此方を見る孔明の瞳もしっとりと欲に濡れている。溜め息が漏れるほど、そそる。
「孔明、欲しいか?」

張り詰めた怒張の先端を、擦りつけるように秘所にあてがう。我慢が効かないのか孔明はもう熱杭を飲み込む気でいる。
欲しいかと聞かれても、もう上手く喋れないのか孔明はこくこくと頷くだけである。そういう姿をされるともっと意地悪したくなるのだと、分からせてやらなくてはいけないようだ。
「ちゃんと何が欲しいか言ってごらん。喋るのは得意だろう?」
吐息のような声で耳に囁きかけると、小さな声を上げて身を竦ませてしまった。耳だけで感じるのかと、甘噛みしたり舐めたりしてみたら可愛い声がこぼれるようになった。楽しいがしかしこのままでは肝心のおねだりを聞けないな、と耳を解放してもう一度促した。
すると、真っ赤になって震えた孔明が小さな、本当に小さな声でおねだりの言葉を耳に送り込んできた。その声に、下肢がまた一層力強く脈打つ。
一息に熱槍が孔明を貫いた。
「ひゃ、あ、ぁあぅっ…!ぅにゃぁ、ああぁっ…!」
腕の中の孔明のしなやかな身体がびくびくと震えた。あっという間に蕾は美味しそうに雄芯を根元まで咥えこんだ。絡みつく熱の甘さに眩暈がしそうだ。濡れた唇が物欲しそうに見えて、誘われるがままに口付けを交わす。互いの舌が、熔けそうなほどに熱い。そうしているうちに孔明のほっそりとした脚がねだるように腰に絡みついてきた。動いてほしいということか‥とんだ淫乱に育ったものだ。
口付けを交わしたまま腰を振りたてると、悦楽が身を焦がすのか白い肢体が艶めかしく揺れ動いた。
「はあ、ん!あぁっ、ああ…、げんとくさま…!げんとくさまぁ…っ!」
唇を離すと腰の動きはそのままに首筋を舐め上げた。
「ひうっ!ぅあ、あ、あ、あ――――――!」
首筋に歯を立てると、孔明は歓喜の声を上げ白濁を迸らせた。それに合わせ内壁も引きつるように怒張を絞り上げる。しかし熱杭は硬度を保ち、まだ孔明を穿ったままである。
「まだだ、まだだぞ孔明…!」
感極まって涙ながらの孔明を引き起こすと向かい合って座らせた。達したばかりの感じやすい身体に、続けて雄杭を穿ち続ける。
「んやああっ!ああ、あ、らめっ、いきなり、ひゃああああぅ!」
「あぁ、いいぞ孔明…!」
「あっ、あはぁ、あんっ!あ、あ!だめっ…!また、…またすぐイっ…!」
「たっぷり出すといい…!はぁ、孔明、私もナカに出すぞ…!」
「んにゃぁああん!ぅあ、あ、あぁんっ!げんとくさまぁ、げんとくさまああ…っ!」
孔明の花芯から再び花が咲くと同時に、自身も愛欲を解放した。出せるだけ全ての欲を、愛しい孔明に全部注ぎ込んだ。




「――――玄徳様は酷いです」
「そんなに怒るな、いい加減こっちを向いておくれ」
達した後、孔明はすっかり気が絶えてしまっていたが、後始末が終わる頃にふと意識を取り戻した。最中のことが気に食わなかったようで、ご機嫌斜めなようだ。何が気に食わないって、孔明が一度目の吐精をした後、休みなしで続行されたのが気に食わなかったらしい。しかしそんなことを言われても、此方もぎりぎりだったので気遣う余裕が無かったのだ。それは、まぁ少々強引だったと思っているし、反省していないわけではない。
「すまなかったな、孔明。お前があんまり可愛いものだから、つい加減ができなくなるんだ。」
許しておくれ、と頭を下げると、むすっとした孔明が腕の中に戻ってきてくれた。鼻を甘い香りがくすぐる。艶やかな黒髪を宥めるように撫でているとぼそりと小さな声が聞こえた。
「……玄徳様は、普段はお優しいのに、夜は人が変わったみたいですね」
思わず撫でていた手が止まった。そんなことを言うなら、昼はとびきり清楚な孔明の方がよっぽど……大体何時の間に後ろだけで達せるようになったんだ、少し前までは前を触られないと達せなくて切なそうに泣いていたのに。と思うものの口に出すのはやめておこう。
「人が変わったみたい、か。そんな私のことなんか嫌いか?」
替わりにそんな質問をすると腕の中の細い身体がまさに飛び跳ねんばかりの驚きを見せた。
「き、嫌いなわけありません!私には、玄徳様しかおりません…!」
頬を赤らめ泣きそうになりながらぎゅうっとしがみ付かれてしまった。折角身を清めたところではあるが、こんな熱烈な告白をされた後すんなり寝つけるほどまだ枯れてはいない。それに、そんなことを気軽に口にしたらどんなことになるか、ちゃんと教えてやらねばなるまい。
今夜もまだまだ色んなことを孔明に教えてやろう。




《終》



「魚水裏なんてどうでしょうか」というリクからの魚水裏です。始終にゃんにゃんしてるだけの話になってしまいましたが(ザ・やおい)お楽しみいただけたでしょうか?書き手は随分楽しませていただきましたが←

日記でも魚水率もそう高くないし、拍手小話のリウビさんの扱いなんかを見てると丈って魚水あんまり好きじゃないのかなと思われるかもしれませんが魚水も大好きですよ~。司馬懿さんとか都督とかチョン様では足元にも及ばないような人生経験のもと(ただ単に年上ともいう)孔明に色々教えちゃうのはリウビさんだと思っています。というわけで今回のテーマは「孔明に色々教えて育ててみました」みたいな感じになったわけです、ハイ。
ところで今さらですがヒゲがなくなったリウビさんは精力ありあまってるように見え(強制終了)

失礼しました。とにもかくにもらぶらぶ魚水でした!ここまで目を通してくださってありがとうございました!

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